アン・ウィルソン&ナンシー・ウィルソン姉妹の率いる本格ハードロックバンド Heart(ハート)。
長い間聴き続けてきましたが、今回初めて観たPV(プロモーションビデオ)に盛り上がった勢いで6曲も紹介します。
アルバム『Bad Animals(1987年)』のオープニング曲から。
Heart – Who Will You Run To?
’80年代サウンド! ギターソロの入り方も王道。この時代ハードロックのエレキギターはギブソンでもフェンダーでもなく Jackson(ジャクソン)が主役でした。特徴的なコンコルドヘッドにギター・キッズは憧れたものです。
僕が20歳頃に手に入れた Charvel(シャーベル)のエレキギターもコンコルドヘッド。
Charvel は Jackson の廉価版ブランドで日本製。ピックアップ(ギターの音を拾うパーツです)は、ヌーノ・ベッテンコート(Extreme)の音を出すために『ビル・ローレンスL-500』と『セイモアダンカン’59』を自力で無理矢理(SSH配線のボディ穴を削り、HH化)搭載しました。
そして marizow 先生直筆『赤いタヌキ』!?・・・と・・・『キツネ色の・・・キツネ』??が描かれています・・
Heart に戻りましょう。
次はこれより2年昔のアルバム『Heart(1985年)』から2曲です。
Heart – What About Love?
Heart – Nothin’ At All
僕はMTVで衝撃を受けた ’80年代のハート作品にとても強い思い入れがあります。しかし今、聴いてみると’80年代は「商業ロック」と言われるような時代要素を感じてしまう方も多いのでしょうか?
そのように思われた方には、バンドの原点である’70年代がオススメです。
アルバム『Little Queen(1977年)』から2曲です。
Heart – Love Alive
Heart – Little Queen
まるで別のバンド! しかしこれが本来のハートだったようで、’00年代以後はこの方向に戻りました。
女レッド・ツェッペリン、女ロバート・プラントなどと言われるのも分かります。そしてライブでも度々ツェッペリン・ナンバーを演奏しています。
ハートとツェッペリンはメンバーの交流や作品への参加なども多数あり、アーティストとしてリスペクトし合っている姿を見るとファンとしては嬉しいですね。
最後はアルバム『Brigade(1990年)』より、妹ナンシーが歌う失恋ロックバラードです。
40年以上続き現在も活動中のハート。これからもがんばってください。
Heart – Stranded
[追記 1]
2012年12月、レッド・ツェッペリンが受賞した Kennedy Center Honors(ケネディ・センター名誉賞=アメリカの芸術文化功労賞)の授与式で、アン&ナンシー姉妹がレッド・ツェッペリンの『天国への階段』を披露しました。ドラムスは故ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)の息子、ジェイソン・ボーナムです!
Heart – stairway to heaven (Led Zeppelin)
[追記 2]
2013年、ハートもロックの殿堂入りを果たしました。おめでとう!
[所有CD]
Heart『Dreamboat Annie』
Heart『Little Queen』
Heart『Dog & Butterfly』
Heart『Heart』
Heart『Bad Animals』
Heart『Brigade』
Heart『Rock The House Live』
Heart『Desire Walks On』
Heart『The Road Home』