突発性難聴になり、幸い完治しました。
情報としてお役にたてることがあるかもしれませんので、体験談を載せたいと思います。
朝起きた瞬間、その異変に気付きました。
左の耳だけ聞こえません・・
前日まで気になることもありませんでしたし耳を酷使もしていません。これは突発性難聴だと思い、急ぎ耳鼻科へ。検査の結果まさしく突発性難聴でした。聴力検査のグラフを見ると左耳の中音域だけ数値がガクッと落ちています。
「原因不明の難病ではあるが、薬(ステロイド剤)ですぐに治療を始めれば、1/3は完治する、1/3はいくらか良くなる、1/3は治らない。早ければ早いほど良い」とのことで、早速始めることに。
医師「次の方にはこのステロイド薬を処方出来ないのですが念のため、大丈夫ですね?」
- 妊娠中
- 糖尿病
- 緑内障
- 胃潰瘍など
僕「! 緑内障です・・」
(早期発見でしたので視野は欠けていませんが眼圧を下げる目薬治療をしています)
困った様子の医師。ステロイドの副作用で緑内障が進行するケースがあるらしいのです。しばし考えた末、かかりつけの眼科宛にお手紙を書いてくれました。
お手紙を受け取り、眼科へ。いつもお世話になっている先生が出てきてくれて、今回は薬を使っても問題無いと確認してくれました。「その薬で治りますよ。」と言ってくれたのは心強かった。
返事のお手紙を受け取り、再び耳鼻科へ。ステロイド薬を処方されました。
それからは日に日に聴こえるようになっていくのが自分でも感じられ、5日後の再検査ではすっかり正常の数値まで回復していました。「念のため数日間はこのまま薬を続け、問題が無ければもう診察を受けなくて良い」とのことでした。
その後も特に問題なく、治療は終了しました。
治療中の禁止事項
- アルコール禁止
- カフェイン禁止(コーヒー、紅茶、お茶、チョコレートなど)
- タバコ禁止
- 汗を多くかくこと禁止(運動、長湯、サウナなど)
タバコはもともと吸いませんしお酒もそれほど飲みませんが、それ以外の項目もなかなかハードです。特にお茶には困りましたが、普段から飲んでいる「だったんそば茶」や「ルイボスティー」はノンカフェインなので助かりました。「カフェインレスのインスタントコーヒー」も初めて飲みましたが美味しいですね。
突発性難聴も緑内障も50~60歳代からの発症が多いとのことで、僕は早過ぎたようです。幸い今回は治りましたが、これを機に健康管理には注意していきたいと思います。
僕の発症した10月末頃という時期は気温の寒暖差が1年でもっとも大きいため病気になりやすいそうです。皆様もご自愛ください。
[追記]
ステロイド剤は高い効果が得られる反面、高いリスクもあるようです。そのため突発性難聴ではステロイド剤を使わない治療方法もあるようですね。
また治療中はクラシック音楽を聴くなど積極的に耳を使った方が治りやすいという実験データもあるようですので、気になる方は調べてみてください。僕はこの情報を知らなかったため、なるべく耳を使わないようにしていましたが。
より良い治療法が開発され多くの人が救われますように。
[リンク]
突発性難聴(Wikipedia)
発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する(Wikipediaより)
このことだけでも覚えておいていただければと思います。